2001-06-14 第151回国会 衆議院 憲法調査会 第7号
○井上力君 公述の申し込みをいたしましたが、幻の公述人になりました。補欠で、順番が回ってまいりませんでした。神戸市灘区に住む井上力と申します。会社員です。神戸市会議員待遇者であります。 私は、人様の前で初めて父や母のことを申し上げますが、私の父は、戦前戦中、予科連の教員をしておりまして、南方地理を教えていたと聞きました。小さいときに聞きまして、予科連とは何か、特攻隊とは何か、南方地理とは何か、聞きますうちに
○井上力君 公述の申し込みをいたしましたが、幻の公述人になりました。補欠で、順番が回ってまいりませんでした。神戸市灘区に住む井上力と申します。会社員です。神戸市会議員待遇者であります。 私は、人様の前で初めて父や母のことを申し上げますが、私の父は、戦前戦中、予科連の教員をしておりまして、南方地理を教えていたと聞きました。小さいときに聞きまして、予科連とは何か、特攻隊とは何か、南方地理とは何か、聞きますうちに
○政府委員(井上力君) 御指摘の二十カ年行動計画と申しますのは、原子力の開発、これはエネルギーの開発すべてそうでございますが、非常にいろいろな施設をつくります場合、あるいは研究開発をやります場合に時間がかかるわけでございまして、われわれが現在原子力開発、特に核燃料サイクルの確立という問題についてどういう政策をとるべきかという検討のまず第一段階といたしまして、今後二十カ年間の核燃料に関しますいろいろな
○政府委員(井上力君) 原子力発電所の稼働率でございますが、昭和四十八年度六七・三%、四十九年度五五・七%、五十年度四八・四%というふうになっております。一昨年及び昨年につきましては、一部の原子力発電所がトラブルのためにとまる、あるいは臨時点検のために停止してとまるということで、かなり稼働率が計画より下がっております。これは安全優先という立場に立ちまして、ささいな故障でも慎重を期して炉を停止いたしまして
○井上(力)政府委員 お答え申し上げます。 先生御指摘のように、再処理問題は核燃料サイクル上非常に重要な問題でございまして、現在第一再処理工場を動力炉・核燃料開発事業団が東海村において試運転中でございます。この再処理工場は来年におきまして稼働が予定されておるわけでございまして、現在まだ処理はしておらないことは御指摘のとおりでございます。そのほか、海外に委託契約をすでにしておるものがございまして、これは
○井上(力)政府委員 お尋ねの点につきましては、九州電力株式会社から環境に関する調査の報告を提出させまして、これに基づきまして当庁におきまして審査をいたし、さらに環境審査顧問会という顧問会を持っておりまして、この中に温排水関係あるいは大気汚染問題あるいは植生問題等につきましての専門家の先生方を委嘱しているわけでございますが、この先生方の意見を聞きまして、お尋ねの温排水問題につきましても検討をいたしておる
○井上説明員 四千九百万をどのようにして出したか、こういう御質問でございますが、先ほど近江先生の御質問の際にも若干御説明申し上げましたように、私どもの方の総合エネルギー調査会の需給部会におきまして専門部会をつくりまして、各種エネルギーについての長期的な見通しをいろいろ検討していただいたわけでございます。これを需給部会で検討をお願いし、さらに総合部会で検討をお願いし、さらに近く本エネルギー調査会で御審議
○井上説明員 先ほど御答弁申し上げましたとおり、この数字につきましては、今後の経済の見通し、あるいはそれに応じます電力の需要の見通し、あるいは立地の動向等につきまして、総合エネルギー調査会の中のいろいろな部会におきまして、専門家の方にもいろいろ御検討いただきましたわけでございますが、御指摘のように、これを達成するのはなかなかむずかしいというふうに考えております。現在、原子力発電所は御承知のようにかなり
○井上説明員 御質問の点でございますが、通産省に設置してございます総合エネルギー調査会におきまして、需給部会あるいは総合部会等におきまして、各種エネルギーの開発の今後の計画、あるいはそれに対応いたします政策につきまして種々検討をお願いしておるわけでございますが、御指摘の原子力発電の長期的な開発の計画につきましては、七月十一日に電気事業審議会総合部会、それから七月十二日にエネルギー調査会需給部会、七月二十四日
○井上(力)政府委員 御質問の点でございますが、県と九州電力とが原子力発電所の安全確保に関する協定を結んでおりまして、その中の条文によりますと、事故が発生したときには、発生時に連絡するというふうになっておりますのは御指摘のとおりでございます。 今回の玄海発電所蒸気発生器細管漏洩事故につきましては、この協定に基づいて連絡しなかったではないかということを、県からもおしかりを受けているわけでございますが
○井上(力)政府委員 御質問の点でございますが、今月の十日八時二十分にR15という復水器空気抽出器ガスモニターの警報が鳴ったわけでございますが、計器の記録によりますと、八時二十分に急に放射能レベルが上ったということが観測されております。
○井上(力)政府委員 お答えいたします。 御質問の点でございますが、御指摘のように定格出力は五十五万九千キロでございますけれども、当日は四十八万二千キロで運転しておりまして、運転時間は千八百九十八時間三十七分という、停止に至るまでにそれだけの時間がございまして、運転日数といたしますと約八十九日ということでございます。
○井上(力)政府委員 先ほど御説明申し上げましたように、死傷事故——感電死傷事故それから電気工作物の欠陥等による死傷事故は報告の中に含んでおります。 それから、事故の件数でございますが、報告規則によって報告を受けたものは、福島一号設備については七件、福島二号設備については二件でございます。
○井上(力)政府委員 事故報告規則によって報告を受けますものは、感電死傷事故、電気火災事故、電気工作物の欠陥等による死傷事故、放射線事故、主要電気工作物の損壊事故、発電所事故ということになっております。
○井上(力)政府委員 事故報告の体制の点でございますが、通産省といたしましては、電気事業法に基づきます電気関係報告規則によりまして、通商産業大臣あてに報告が行われるようになっております。 事故の報告のタイミングでございますけれども、速報と詳報とに分かれておりまして、速報は四十八時間以内、詳報は三十日以内ということになっております。速報につきましては、事故がありますと四十八時間以内ということになっておりますが
○井上(力)政府委員 国民に対するPRを十分やれというお話でございまして、全くそのとおりだというふうに考えますが、さらに原子力発電の開発のやり方といたしまして、安全に関する実績を十分積み重ねていくべきであるという御指摘でございまして、これについても全く同感でございます。軽水炉につきまして御指摘のように現在稼働率が若干低いじゃないか、これでは実証炉と言えないではないかという御批判も確かにあるわけでございますが
○井上(力)政府委員 安全性に関しまして非常に国民が不安を持っておりまして、これを十分解消せずして原子力を進めるという点についての御批判でございまして、私どもも日夜原子力発電の安全性の確保につきましてはいろいろ努力をしているわけでございますが、まず御指摘のように国民の不安感を解消して原子力発電の開発を図っていくということが第一かというふうに考えております。 原子力発電の安全性の確保につきましては、
○井上(力)政府委員 先生御指摘のように、ことしの一月におきまして、アメリカのドレスデンという発電所の二号機でございますが、点検の際に炉心緊急冷却系配管の一部に小さい傷が見つかったわけでございますが、その結果、アメリカの原子力規制委員会では同型炉二十三基につきまして総点検をしたわけでございます。アメリカの方におきます点検の結果につきましてはすでに判明しておりまして、調べた結果、傷がありましたのはこの
○井上(力)政府委員 対策といたしましては、具体的に、製造いたします際に、たとえば、これは燃料をバネでとめまして振動を防ぐ、同時に、放射線が当たりますと、あるいは過熱されますと若干伸び縮みがございますので、そういったものは、そのバネのスライドで逃げる、こういうような設計になっておるわけでございますが、そういうものをつくります際に、品質管理を十分いたしまして、いまのようなひどい曲がりの燃料がないようにする
○井上(力)政府委員 お尋ねの点でございますが、私どもといたしましては、通産省に設置されております原子力発電技術顧問会に諮りまして、いろいろな角度から技術的検討をお願いいたしたわけでございます。こういった検討を通じまして、具体的に次の検査時期までに、接触といいますか、かなり間隔が接近するであろうというふうに予測される燃料につきましては、全部取りかえるという方針で臨んでおりますので、今後、こういったことはないというふうに
○井上(力)政府委員 先生お尋ねの点でございますが、ことしの一月十三日から美浜原子力発電所第二号機は定期検査に入っておったわけでございますが、定期検査の中におきまして燃料体の検査を行っておったわけでございます。燃料集合体は百二十一体ございまして、この全数について、水中テレビによる外観検査、燃料棒表面に異常がないかどうかということをこの水中テレビで確認する、さらにシッピング検査、これは漏洩があるかないかという
○政府委員(井上力君) 先生いま御指摘のように、敦賀発電所につきましては、圧力容器から三番目の溶接部の近傍でございます。それから……
○政府委員(井上力君) 敦賀でございますが、日本原子力発電所の敦賀発電所につきましては、本年の一月末にアメリカのドレスデン二号炉でスプレー系の配管の溶接部にクラックが発見されたことに伴いまして、日本におきましても予防的観点から現在稼働中の原子炉及び試運転中の――これは沸騰水型の原子炉でございますが、につきまして点検をするということで直ちに指示を行ったわけでございます。その後、敦賀発電所につきましては
○井上(力)政府委員 先生御指摘のエネルギーの自給の問題でございますが、御承知のように、日本のエネルギー供給は、昭和三十年前後ごろまでは水力発電、それから国内の石炭を中心にいたしましてかなりの自給度があったわけでございますが、その後の経済成長に伴いますエネルギー需要の増大に応じまして、たとえば昭和四十七年度におきましては、国産によりますエネルギーの供給というものは約一三%程度に落ちておるわけでございます
○政府委員(井上力君) すべての例はちょっといまチェックできませんので、一例を申し上げますが、ドレスデン1につきましては七十四年にはとまっておるというふうに聞いております。
○政府委員(井上力君) 美浜の一号炉につきましては、御指摘のごとく昨年七月十七日に二次側に放射能の漏れがありましてとまっておるわけでございますが、その後、いろいろな技術的な検討を続けておるわけでございます。通産省といたしましても、省内に技術検討委員会を設けまして目下検討中でございます。具体的には、現在、実際に減肉がございました細管を切り取りまして、これにつきましての検討をやっております。それから、具体的
○井上(力)政府委員 ただいま科学技術庁長官から御答弁がございましたように、私の方におきましても、原子力委員会委員長あてに提出されました新潟県の要望書の写しをいただいております。この中には、いろいろ県の方で御検討いただきました結果、あるいはそれに関連いたします審査に対します要望が種々記載されておりまして、私どもの方といたしましても、原子力委員会と緊密に連絡をとりまして、安全性の問題に万遺漏なきよう検討
○井上(力)政府委員 まず最初に、現在の原子力発電所の現状をちょっと御説明させていただきたいと思います。 現在、原子力発電所の運転中のものは八基、約三百九十万キロございます。ほかに建設中のものが十五基、千二百六十八万キロでございます。 それで現在運転中の原子力発電所でございますが、まず日本原子力発電の東海発電所は現在運転中でございます。それから敦賀発電所でございますが、これは現在停止いたしまして
○政府委員(井上力君) お答えいたします。 ウラン燃料の問題をエネルギー問題の中でどう考えるかという問題として考えてみますと、まずエネルギー問題で最も大切なことは、安定的にかつ低廉なエネルギーを確保するということかと思います。安定的に確保するという観点からまいりますと、なるべく国産のエネルギーを確保したいということになるわけでありまして、こういった意味から、水力発電、あるいは地熱発電、あるいは国内
○井上(力)政府委員 現在、熱交換器チューブにリークがあったということで、その辺を中心にいたしまして、定期検査に入っております。この定期検査は、年に一遍、法律に従いまして行います定期検査でございますが、その定期検査の中で、リークがありましたチューブその他、点検ができる部分すべてにわたりまして、詳細に点検をするということで、数カ月の予定で点検に入っております。
○井上(力)政府委員 お尋ねの点でございますが、原子力の現在におきます運転状況でございますけれども、先生御指摘のように、かなり悪い稼働率のものもございます。 ただ、現在の日本の現状からいきますと、必ずしも全部悪いというわけではございませんで、先ほど御指摘の、たとえば美浜発電所は、PWR型三十四万キロでございますけれども、日本におきます第一号機でございまして、特にそういった点でもトラブルが多いというふうに
○井上説明員 作業の実態でございますが、御承知のように、原子力発電所の検査といたしましては、新しくつくります際にいろいろな検査をやりまして、新しい設備の安全の万全を期するわけでございますが、そのあと、運転に入りまして一定期間、具体的には一年ごとでございますが、一年ごとには設備を停止いたしまして、原子炉をはじめその他の設備の定期検査をするということが法律上義務づけられております。 お尋ねの定期検査の
○井上説明員 お答えいたします。 私どものほうで承知いたしております用地の取得状況でございますが、取得分といたしまして民有地が合計三百九十三・九万平方メートル、未取得分といたしまして民有地が〇・一万平方メートル、国有地が九万平方メートル、公有地が、これは柏崎市有地でございますが、二十五万平方メートル、合計三十四・一万平方メートルというふうに聞いております。なお、電源開発基本計画への組み入れにあたりましては
○井上説明員 私のほうにおきましても、具体的に柏崎地点の現地調査あるいは詳細な地質に関する調査をいたしておるわけではありませんが、東京電力から報告を受けております範囲内におきましては、とうふ、コンニャクというような地盤ではないというふうに聞いております。
○井上説明員 原子力局長からお答え申し上げましたように、柏崎の地質の上に原子力発電所を設置した場合の安全性の問題につきましては、まだ検討しておらないわけでございますが、私どものほうにおきまして、一般的な環境問題として、あの辺の地質がどういうものであるかという見当をつけるような審査をやったわけでございます。 この審査におきましては、新潟県の地質あるいは敷地内の地質につきまして概括的な審査をやったわけでございますけれども
○井上説明員 先生御指摘の電源開発調整審議会と申しますのは、私どものほうも含めまして、私どものほうもメンバーでございますが、関係八省庁それから八人の学識経験者の方から構成されております審議会でございまして、この審議会におきまして国の電源開発の目標をきめるということになっております。したがいまして、電源開発調整審議会の運営その他内容の点につきましては、経済企画庁から御答弁いただくのが妥当かと思いますが
○井上説明員 ただいま先生のほうから、柏崎地点については地元から地質の問題に関して、いろいろな点から非常に不安があるという御指摘があったわけでございます。 われわれのほう、通産省といたしましては、具体的にこの地点の地質構造あるいは地質特性が、原子力発電所のような重量構造物を置くのに適しているかどうかというこまかい検討は、実はまだやっておらないわけでございまして、私どものほうの法律でまいりますと、具体的
○井上説明員 ただいまの石野先生の御要望にございます東電の資料の提出の点でございますけれども、これは私どものほうからもすでにそういう指導をしておりますし、十一月上旬というお約束が果たされておらないというふうにいまお伺いをいたしましたので、そういう方向で、私どものほうからも東電を指導したい、かように考えております。
○説明員(井上力君) 経費についてはどういうふうに実際なっておるかというのは私どものほう承知しておりませんので、ちょっと何とも申し上げられないわけでございますが、原則として現地を関係のある住民の方々に見ていただくということはPRのためにいいことではないかというふうに考えております。
○説明員(井上力君) 御質問の原子力発電所の建設にあたっての公開の原則あるいはPRのために見てほしい、こういう問題でございますが、私どものほうといたしましては発電所につきまして、原子力発電所その他の発電所も同様でございますが、実態がどういうものかということにつきまして住民の方々に十分認識していただくということはPRの第一の要諦でございますし、現地を見ていただくということもそのためには必要なことだというふうに